「あれ、冬ってこんなに寒かったっけ……?」
ここ数日の冷え込みで、朝起きるのが辛いと感じている方は多いのではないでしょうか。
特に古い賃貸にお住まいだと、エアコンをつけても足元が冷え冷えとして、室温計は10℃以下。
まるで「冷蔵庫の中で暮らしているみたい」と感じることもありますよね。
そんな中、先日お邪魔した「高気密高断熱」のお宅で、私は衝撃的な体験をしました。
なんと、暖房をつけていないのに室温は22℃。
さらに驚いたのは、わが家のエアコン設定22℃とは比べものにならないほど「芯からポカポカ」していたことです。
なぜ、同じ温度なのにこんなに体感が違うのでしょうか? 今回は、その鍵を握る「輻射熱(ふくしゃねつ)」の秘密と、冬も夏も快適に過ごせる高性能住宅の魅力についてお伝えします。

1. 「室温22℃」でも寒い家と暖かい家の違い
体感温度は「壁や床の温度」で決まります
実は、私たちが感じる「体感温度」は、単なる空気の温度だけではありません。
一般的に、体感温度は以下の計算式で表されます。
(室温 + 壁や床の表面温度)÷ 2 = 体感温度
例えば、古い家でエアコンを22℃に設定しても、壁や床が10℃まで冷え切っていれば、体感温度は「(22+10)÷2=16℃」にしかなりません。
これでは寒く感じて当然です。
一方で、高性能な家は断熱性が高いため、壁や床も22℃近くに保たれます。
すると体感温度も「(22+22)÷2=22℃」となり、じんわりとした温かさに包まれるのです。
高断熱の家が数字以上の温もりを感じるのは、この「表面温度」の高さに理由があります。
2. 熱の伝わり方は3種類!「輻射熱」が快適さを決める
室内で最も効率よく熱を伝えるのは「輻射熱」です
熱の伝わり方には「伝導」「対流」「輻射」の3つがありますが、住宅の快適さを左右する主役は「輻射(ふくしゃ)」です。
輻射熱とは、遠赤外線などの熱線によって、離れた場所に直接伝わる熱のこと。
太陽の光を浴びるとポカポカしたり、薪ストーブが暖かいのはこの原理です。
- 伝導熱: カイロのように触れて伝わる熱
- 対流熱: エアコンのように空気を介して伝わる熱
- 輻射熱: 太陽光のように電磁波で直接モノを温める熱
室内では、輻射熱である太陽光が一番効率よく熱を伝えます。
高性能な家は、この輻射熱を壁や床に蓄え、まるで岩盤浴のように家全体を優しく温めてくれるのです。
輻射熱を上手くコントロールすることこそ、心地よい住まいの近道といえます。

3. 太陽の力を味方にする「パッシブデザイン」の凄さ
冬の太陽は最高の「無料暖房」です
高性能な家は、ただ断熱材が厚いだけではありません。
太陽の光を計画的に取り込む設計がなされています。
高気密高断熱の家は、冬の低い太陽光を窓からたっぷり取り込み(日射取得)、その熱を外に逃がさない「魔法瓶」のような構造をしています。
日中に取り込んだ熱が、夜になっても壁や床からゆっくりと放出されるため、朝起きたときも「ヒヤッ」としません。
家全体が一定の温度に保たれるので、トイレや脱衣所でのヒートショックのリスクも大幅に軽減されます。
自然のエネルギーを活用することで、光熱費を抑えながら最高の快適さが手に入ります。
4. 夏のことも忘れずに!「軒(のき)」が作る涼しさ
冬のポカポカを維持しつつ、夏の暑さはシャットアウト
「冬に太陽を入れたら、夏は地獄なのでは?」と心配になるかもしれません。
ここで重要になるのが「軒(のき)」や「庇(ひさし)」のデザインです。
太陽は、冬は低く、夏は高い位置を通るという特性があります。
- 冬: 低い角度から差し込む光を、窓から部屋の奥まで取り込む。
- 夏: 高い位置からの直射日光を、計算された長さの「軒」で遮る(日射遮蔽)。
この工夫があるだけで、夏場の室温上昇を劇的に抑えることができます。
高性能な家は、冬だけでなく、四季を通して「外の環境」を賢く利用して、家の中を楽園に変えてくれるのです。
まとめ:理想の住まいで「寒さ」から解放されよう
「冬は寒いのが当たり前」……そう思っていた私にとって、高気密高断熱の家の暖かさは、まさに目から鱗の体験でした。
エアコンの風に当たって無理やり温まるのではなく、建物自体の「輻射熱」で包み込まれる感覚。それは、心まで解きほぐしてくれるような、質の高いリラックスタイムを生み出してくれます。
もし今、あなたが冷え込む朝に「もっと暖かい家に住みたい」と感じているなら、それは住まいの性能を見直すサインかもしれません。

お問い合わせ
冬の寒さを忘れ、一年中心地よい暮らしを叶えてみませんか?
「高気密高断熱の家」について詳しく知りたい方、実際にその暖かさを体感してみたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。


コメント