「気密性なんていらないんですよ」って本当?
以前、住宅展示場に行ったとき、ある鉄骨メーカーの営業さんにこんな言葉をかけられました。
「気密なんて、実はそこまで必要じゃないんですよ。気密測定だって、測る時だけ穴を塞いでるから意味ないんです」――と。
そのときは「へぇ、そういうものなのか」と思いかけました。
でも、気になって調べてみると、実はこれ違うんです。
というのも、鉄骨住宅はそもそも「高気密・高断熱化」がとても難しい構造なのです。

鉄骨住宅と気密性の関係
鉄は木に比べて約400倍も熱を伝えやすい素材。
つまり、鉄骨は家の中と外の熱をダイレクトに繋いでしまう性質があります。
これを「熱橋(ヒートブリッジ)」といいます。
しかも鉄は気温差によって伸び縮みします。どんなに施工が丁寧でも、微妙な隙間ができやすくなります。これが「気密を確保しにくい」理由の一つです。
そして、こうした問題をカバーする「熱橋処理」の技術、日本ではまだまだ発展途上なのが現実です。
海外では“当たり前”の気密性・断熱性
日本の住宅では、気密性能(C値)や断熱性能(UA値)の基準が地域によってまちまちです。
しかし、たとえばドイツでは「省エネ住宅基準(EnEV)」という明確な基準が設けられ、住宅の気密性は法的に義務付けられています。
特に中高層ビルでは「thermal break(熱を遮断する技術)」が普及しており、熱橋を最小限にするための設計が標準仕様。
ですが、日本ではまだこのレベルの技術が「一部のこだわり工務店」や「パッシブハウス」レベルにとどまっているのが現状です。
ちなみに参考までに:
鉄骨住宅が悪いわけじゃない、でも…
地震が多い日本において、鉄骨の「構造強度」は大きな魅力です。
実際、都市部の賃貸マンションなどには多く使われています。
ただし、「気密性はいらない」というのは、そうせざるを得ない事情があると理解しておく方が賢明です。
とくに、夏のエアコン代、冬の暖房代が気になる方には、高気密・高断熱の木造住宅の方が圧倒的にランニングコストは有利です。

高性能住宅の魅力とは?
高性能住宅とは、以下のような特徴を持った住宅を指します。
- 高気密・高断熱:外気の影響を受けにくく、エアコンの効率も良い。
- 計画換気:空気の流れを設計段階で考えるため、湿気やカビの対策になる。
- 健康への配慮:花粉やPM2.5の侵入を抑える設計も可能。
- 省エネ:光熱費を抑えるだけでなく、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)対応も。
つまり、1年を通して快適で、経済的で、健康的な暮らしが実現できるのが高性能住宅です。

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